2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

米国での経済政策の中身についてのコンセンサスは?

「年初の全米経済学会でも現状ではケインズ政策支持の声が圧倒的だった。」(26日朝刊 新リーダー登場の「機会費用」 日経客員コラムニスト 西岡幸一氏) とあるが、ここが議論のあるところ。池田信夫さんのブログを思い起こした。

かんぽの宿と総務相

かなり強健主義的なアプローチですね。民意を考えて動くというのではなく、自分の好み、主義に従って動き、それに民意がついてくることを期待しているのだろうか。昔、雑誌で江田五月さんと並び評された東大法学部の優等生。全優で良が一つあるとかないとか…

塩野七生さん『ローマ亡き後の地中海世界』

興味津々。ローマ帝国崩壊後の地中海世界は、すべての人々を律するルールが失われ、法の精神がなくなった。考えの違う人間でも、ともに生きていく世界なのだから最小限のルールが必要で、それを守ろうという倫理観がなくなったのが中世と位置。中世は、キリ…

ブッシュがイスラエルよりのイラク空域経由でのイラン攻撃を拒絶

意外とブッシュも政権末期にもかかわらずこの件については慎重だったとの分析。イラク駐留の140千人の米軍も巻き込まれ、それこそ泥沼になりそう。対するイスラエルの現在のガザ攻撃は、ブッシュ政権末期の空白状態を突くもの。 http://www.nytimes.com/2009…

リトアニアによる景気刺激策

財政支出のために、海外の地域金融機関からの借入を検討。通貨のミスマッチがおきるのは流動性確保のためにはやむを得ないか。 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601095&sid=azeEsGQrYlFw&refer=east_europe

モルガンスタンレーへの出資者はどう思う?

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=axJLjGtgwDrM&refer=worldwide モルガンスタンレーは、Smith Barneyの51%の持ち分を最大30億ドルでCitiから買い取る話が出ているようだけれど、90億ドルを投入したMUFGには事前に相談しているのでしょ…

中国の経済活動さらに低下

CLSAによる中国購買指数(PMI)は1月は41.2と2004年に指数の発表を開始して以来2番目に低いレベルを示した(一番悪かったのは11月の40.9)。これで5ヶ月連続での減少。2009年半ばまではマイナスが予想されている。 CLSAは中国の2009年の成長率を5.5%とみており…

Citic PacificがSFCの調査を受ける

香港SFCが全役員を対象に、15.4HKBIO$の為替投機(為替損)に関連して調査を始めたという。 どのような結末になるのか、企業統治の良いケーススタディになりそう。 http://www.scmp.com/portal/site/SCMP/menuitem.2af62ecb329d3d7733492d9253a0a0a0/?vgnext…

三菱UFJのモルガン出資決断 米政府異例の謝意 (アメリカよ、新ニッポン論 1)

毎日の一面記事。金融関係者にとっては思わず目がいく記事だろう。この事実関係は、これまでの公表されたものとあわせて考えると理解を助けるもの。10月10日のG7財務相中央銀行総裁会議の前後、9月(22日)に提携では合意していたもののモルガンの株価が下が…

ユーロ発足10年

今日からスロバキアがユーロを導入。これで導入国は16カ国に。2001年にギリシャ、2007年にスロベニア、2008年にキプロス、マルタが導入。 スロバキアは2008年8月にユーロとの為替相場を固定済み。なお、FTは年末にユーロ発足10年関連の記事を複数載せている…