2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スパークス・新・国際優良日本株ファンドに注目

国内で圧倒的なシェアを持ち、売上高に占める海外比率が3割程度に拡大している企業など20銘柄程度に投資する方針という。スパークス・アセット・マネジメント投信による新規設定。閉塞感ある日本で活路を求めるとすればこのような方法しかないのでは。要注目…

「社保庁傘下病院存廃決着見えず」

日経朝刊。この記事には驚いた。私自身の注意不足だったが、母もお世話になっている社会保険病院グループが社保庁解体に伴って受け皿が定まっていないとのこと。社保庁本体のトラブルが波及したようだ。この記事では、本年10月に医療部門が全国健康保険協会…

日韓EPA

福田政権になり、また韓国も政権が交代しイ・ミョンバク(李民博)政権になって、EPA締結に向けた交渉再開の見通しがたったのは朗報。韓国にも打算はあろうが、東アジアでの経済連携に弾みがつくし、なによりも日韓両国の経済が段階的に統合するメリットは大…

グリーンスパンとウッディ・アレン

今頃古い引用ですが、ウッディ・アレンに似ているとの表現に出会ったので。 http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=950DE7DE1E3DF936A25752C0A96F948260&sec=&spon=&pagewanted=all A friend of his says that Greenspan looks like Woody Allen, …

来るべき金融パンデミック

購読者以外は以下までしか読めないが、読んでみたくなる書き出し。最近、ルービニ氏の予想は方向としては当たっている。 For months, economists have debated whether the United States is headed toward a recession. Today, there is no doubt. Presiden…

北米向け生産拠点 メキシコに続々 人件費格安、FTAで関税撤廃 経済地球便

読売朝刊。 日経の自動車メーカー(ホンダ、日産)、家電(シャープ)の生産増強。人権比が米国の3分の1から5分の1と安いこと、全米自動車労組の権限が及ばないため生産体制を柔軟に組めること、NAFTAに基づく関税撤廃作業が米、カナダ、メキシコの間で完了し…

アーミテージ 米の外交戦略 ソフト重視に針路を

いつになく日本の読者を意識した書きぶりなのはなぜだろう。 そして、この多くは、日本自身が取り得るリーダーシップでもあることに気付かされる。 読売朝刊所載。 2007年11月のCSISスマート・パワー委員会のレポートに言及している。同氏はこの共同議長。テ…

ベトナム政府の株価下落対策

日経夕刊のハノイ長谷川支局長?のコラム記事(市場の話題) ホーチミンのインデックスが1年2ヶ月振りの低水準へ。年初から株価対策を繰り出すが効果薄とのこと。株価浮揚とインフレ抑制の同時実現は難しいとの総評。その後で個別対策を説明。 1.民間商業銀…

有権者への説明

民主党の代議士さんに指摘されるまでもなく、何か有権者の感性を無視したイベントに仕立て上げられたようですね。古い自民党の体質が垣間見えたのか。せっかく身内の抗争を回避できてもこれでは2−1=1にならず、減ってしまいかねません。http://www.missi…

アジアで影薄い邦銀だが

http://www.ft.com/cms/s/1/c9b7c488-dd8e-11dc-ad7e-0000779fd2ac.html一日遅れですが、昨日のFTのLex Column邦銀によるアジアでの買収は少ないが、3メガで公的資金の返済が終わったのが1年半前。MUFGのシステム統合は統合後2年経っても未完了。加えて、邦…

大学新入生に学習の動機付け 初年次教育手応え十分

関西国際大濱名篤学長の日経寄稿。副題は、3月に学会発足、効果を測定・分析 初年次教育学会を3月に発足させるという。その紹介が目新しい。

弊害大きい空港外資規制

伊藤隆敏教授による経済教室寄稿。副題は オープン化に逆行 成田の民営化、拙速は禁物外国企業が日本への投資に関心を持つには、日本市場が外国企業の参入を歓迎していることを説得的に示す必要。むろん、市場の失敗を防ぐ仕組みや規制は必要でし、国家安全…

岡崎久彦 政治氷河期が来る前に 集団的自衛権

読売 地球を読む。「地球を読む」は月曜日に移動したのかと思っていたが、今回は日曜日に登場。であれば、日曜日の朝刊買いは続けねば。 経済の「失われた10年」につづいて日本の政治外交にも「失われた10年」が訪れる可能性がある、中国が影響力を増し国際…

移民労働者向け送金会社を米で創業 枋迫篤昌さん

毎日新聞朝刊 ひと 。4年前に開業した移民労働者向け送金サービス会社「マイクロファイナンス」(MFIC)が順調に発展している様だ。「早く、確実に、しかも安く」銀行に口座を持たない人の割高な送金手数料を毀損の10分の1以下に引き下げ、おかねの引き出しもI…

モノライン救済策と金融市場のコンテージョン拡大

週末にニューヨーク州保険局が、モノライン大手FGIC、Warren Buffet、それにソブリンウエルスファンドとの会合を持つ様だ。FGICをgood bank/bad bankに分割するとしてbad bankが保証しているMBSを大量に保有している大手金融機関は、大量の損失をこうむるこ…

FGICが分割を志向していることを明らかに

FTをみているとFGICが地方債を保証するgood bank とそれ以外のstructuredものを保証するbad bank に分割する意向を示したと伝えている。ニューヨーク州政府よりの強い働きかけに依るもの。MBIA, Ambacの帰趨は不明。Warren Buffetによる地方債保証部門の再保…

モノラインの分割構想

起床してブルーンバーグをつけると、ニューヨーク州保険監督官のEric Dinalloがインタビューを受けていた。municipal保証とそれ以外のCDOやサブプライム証券化商品保証とに各モノラインを分割するというアイディアがあり、実際にBerhshire Hathawayに持ちか…

渡辺修さん 東アジアの将来構想

日経夕刊 あすへの話題。 2006年4月の二階経済産業相による「東アジア包括的経済連携」提唱を取り上げる。ASEAN+6での提案。これに一部の閣僚が異論を唱える等国内では時期尚早との批判が多かったが、ASEAN側の反応は、「中国から各種のアイデアが投げかけら…

ソブリンウエルスファンドの透明性 米議会の動き

Schumer上院議員(民主党)がSWFが非経済的な目的で投資しないようにその透明性を高めるために立法を考えていることを明らかにしたとの報道。議会の合同経済委員会での発言。彼は委員長。日本の外資規制の議論でも参考になることが多いと思うが、彼の議論を…

流動性リスク管理

FTの社説。流動性管理について、金融システム全体で流動性の水準を維持する必要があるが、個々の金融機関が流動性を一定の水準に保つように合わせ求める必要があるとの主張。今の規制は簡単すぎて流動性リスク管理には不向きとの主張が途中にある。ある国で…

欧米金融機関へのソブリンウエルスファンドによる資本注入は、直接のものからPrivate Equity経由へ

シンガポールのGICはTPGが一握りのSWF向けにセールスをしているPEFに投資する方針のようだ。直接おこなうのと間接でおこなうのと、メリット、デメリットがあるだろうが、少なくとも受け入れ側あるいはその周囲の政治家、国民の反発をかわすには、間接投資の…

米国 格付への依存

毎日エコノミスト2月19日号 三国陽夫 氏 格付に過度に依存した米金融行政の問題点 格付会社は、今回不良債権になる確率の極めて高いサブプライム・ローンを原債権として組成される仕組み債を格付する際に、住宅価格の下がるリスクを検討したかどうか。ただ、…

金融機能強化法 来月末で廃止 中小の安全網課題に

日経記事。公的資金を金融機関に資本注入する枠組みである金融機能強化法について、3月末の廃止期限を延長しない方針とのこと。2005年4月のペイオフ解禁後、預金保険法と金融機能強化法の2本立てで安全網を敷いてきたが、その一方がなくなる。預金保険法が、…

豪州は一段の利上げか

オーストラリアは昨年8月以降0.75%の利上げをおこなっている(最近では2月6日に)が、中銀が発表した文書ではさらに(早ければ3月4日にも)0.25% 利上げの可能性をほのめかしている。 先進各国の中銀が利下げに走る中豪州の動きは独特。経済も活況だがインフレ…

武田邦彦さん 日本よ、「京都議定書」を脱退せよ

タイトルは編集者がつけたのだろうか。文藝春秋3月号。「地球温暖化について国をあげて騒いでいるのは日本くらいだという現実」とのことだが本当だろうか? 佐和隆光氏 京都会議にNGOの一員として参加したが、日本が議長国であったことからすれば信じがたい…

榊原英資さん「世界信用崩壊 砕けるニッポン」

文藝春秋3月号 日本の土地バブル崩壊がはじけたのは、貸し手である銀行側の資金に限りがあったため。大蔵省が、不動産向け貸出額を抑える、いわゆる総量規制をおこなったことで、投資家への新たな資金供給が滞った。これに対して、今回のサブプライム・ロー…

絵所秀紀教授 好調インド経済の「アキレス腱」

1991年以降のインド経済の歩みを冷静にバランスよく分析されている。頭の中が整理される。 アキレス腱:製造業はともかくソフトウエア産業には雇用吸収力に限りがある事。雇用形態も労働の非正規化が進展していること。労働市場が教育水準によって階層化され…

韓国副首相認識「米との非連動強まる」新興国、高成長を維持

デカップリングがメインの記事。これも日経。 ただ、わたしは、以下の点に注目。中々日本の新聞がこの点に触れることはなく高く評価したい。 ウオン高の修正が進んでいる点は、低金利の円を調達して高金利通貨に投資する「円キャリー取引」の解消の影響と指…

アジアの証取 受け皿多様化

日経記事。新取扱商品を横断的にとらえたもの。記事としては面白いが、各市場のパフォーマンスや収益にどのように結びついていくのかという点は難しい問題。記事は、米欧の投資ファンドをつなぎとめるために必要と分析。

公立病院 診療分担 橋下知事指示 8区域に分け

毎日新聞14版。ただし、関西で読んだもの。 府内を8ブロックに分けて公立病院間で診療科を調整し、機能分担をはかる考え。2008年度にもそのうちの一つをモデル地区に指定し、公立病院の再編、ネットワーク化に乗り出すとのこと。 総務省が昨年末に示した「公…